パリ16区にある貴族の館を改装したバカラ本店内のレストラン。
1階はギャラリー、2階はバカラの歴史を綴ったバカラ美術館とレストランがあります。
この店との出会いは2年前。クリスタルが好きな私は、美術館を見るのが目的で訪れ、バカラのシャンデリアが下がっている素敵なお部屋でのランチを楽しみにしていました。味にはさして期待していなかったのです。
ところが!あまりにも絶妙な味付けにびっくり。そのとき食べた帆立のカプチーノ仕立ては頭から離れることはありませんでした。
その日は帰国日だったので、ゆっくり過ごせず残念だったので、次回行く時はゆっくりお食事したいと思っていました。
今回クリスマスシーズンにパリを訪れる機会に恵まれ、早速日本から電話で予約を入れておきました。
残念なことに、24,25日はやっておらず、26日のランチをおさえておきました。
クリスマスは家族で過ごす、いわば日本の正月のようなもの。いいレストランはほとんどクリスマス時にはやっていないのです。26日以降ぼちぼち始ります。
大きなシャンデリアが下がる豪華でありながら品のあるレストランは、政財界のパーティーにも使われるとか。
でも、それで味が大したことがなかったら、たぶん1回こっきりだったでしょう。
メニューを見ると、ありました、アラカルトのメインににサンジャック(帆立貝)が!
給仕の女性の方に2年前と同じものですかと聞くと、少しアレンジが変わったけれでも、
ほとんど同じだというのでそれを注文。

カプチーノ仕立てのソースの中に黒トリュフが香って実に美味。
一緒に食事した娘は、フォアグラのミーキュイをチョイス。

娘もあまりの美味に感激。ちょっとシェアしてもらうとなんとも上品な口どけです。
セサミをまぶしたパンもすごく美味しくて、バターはホワッと柔らかでちょうどよい塩加減。
グラスワインでとったLadolxの白も素晴らしく美味しかったです。フレッシュな果実味と芳醇な香り。
フランスならでは飲める、酸化防止剤が入っていないワイン。
10年前滞在していたときには、3つ星、2つ星を制覇したけれども、パリのレストランでここと同じくらい美味しいと思ったのは、アラン・デュカス、ギ・サヴォワ、アルぺージュくらい。
なんでバカラのレストランに星がないのか本当に不思議。
バカラ美術館の方がクローズアップされていて、レストランはそこに併設されている観光レストランね、なんて思われているのではないかしたら。
単独にレストランとして素晴らしいです!
デザートも美味しかったですよ。


食後は1階のギャラリーへ。長さ十数メートルのクリスタルのディナーテーブルが圧巻です。2階のバカラ美術館よりむしろこちらの方が豪華なものがあります。

美味しいものを食べて、美しいものを見て、とても豊かで幸せな気持ちになりました。
またパリに来たら、必ず食事に来ます。次回はディナーでフルコースを食べてみたいなあ。
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