Author:エリゼ
料理教室クッキングサロン エリゼでは各国本格コース料理を家庭で作りやすくアレンジしてご紹介。家族のごちそうに、友人のおもてなしに。レストランレベルのごちそうで喜ばせてみませんか。会食はワインとのマリアージュを楽しんで。
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イル・ド・フランスの邸宅レストランをそのままそっくり麹町に移したかのような外観、内装、庭園。
教室の生徒さんたちと前から気になっていたミシュラン2つ星のエメ・ヴィベールに行ってまいりました。
エメ・ヴィベールの名前の由来は、フランスの花嫁が好んでブーケの花として使用する房状になっている小ぶりのバラ。
優雅で気品があって大袈裟でない感じがこのレストランのイメージに合ってます。
麹町という都心にありながら、ここだけゆったりとした時間が流れているようなレストランでした。
石造りのお屋敷外観にときめきながら館内に入ると、らせん階段のある吹き抜けのエントランスがお出迎え。
階段を上り、生徒さんの待つ2階のサロンにまず案内されます。
品のよいフランスの家具や調度品で統一された素敵なインテリアに、気持ちも高揚。
全てが本物です。ブローニュの森にあるレストランを思い出しました。
そこでひとしきりおしゃべりしたり、化粧室で身支度を整えたりしてから、1階のレストランへ案内されます。
この余裕。いきなりお席に通されるのでなく、ワンクッションおいてくれるのがいいですね!
天井がガラス張りのサンルームのようなレストランは、太陽の光がほどよく差し込んで気持ちがよく、幸福な気持ちでゆったりとランチを楽しむことができました。
私たちは、アミューズブーシュ、前菜、スープ、メイン、デザートのコースを頼みました。
最初のアミューズはグリーンピースのスープ状になったものに、リコッタチーズとヘーゼルナッツのオイル、ピスタチオが模様のように飾られたもの。
アミューズブーシュとしてスープを扱うとき、深さのない平皿をこのように使えば量的にちょうどよいですね。
前菜は軽く温めたボニットと赤パプリカのコンフィ。
カツオに軽く火を通してから真空パックにいれて湯にて低温調理したものです。
低温調理好きな私としては気になる一品なのでチョイスしました。オリーブやパプリカのソースとの相性がよいですね。
スープは甲殻類のジュレとカリフラワーのスープ。
カリフラワーの白いスープの下に甲殻類の旨みのつまったジュレが隠れています。
写真はスプーンですくったところ。
ジュレの濃いしっかりした味とカリフラワーの優しい味がちょうどよいハーモニー。
この、ジュレとスープの2層、触感も違って楽しいし、最近レストランで流行りのようです。
クッキングサロン エリゼでもクリスマスメニューで出そうと思っています。
何の組み合わせにするかは、お楽しみ。
メインは仔牛ヒレ肉とフォアグラのポワレ 小さいアンディーブと。
仔牛が柔らかく、フォアグラと口の中で溶け合います。
デザートはルバーブとバナナのタルト グァバのソルべ。
なんて可愛らしいんでしょう!
メレンゲの生クリーム外観のもの、トッピングは飴細工の代わりにこういうものを使ってもかわいいですね。
ここは結婚式にもよく使用されるレストランなので、こういうものは得意なのでしょう。
サービスが洗練されていて、とても気持ち良く過ごせるレストランです。
適度な距離感をおきながら、必要なものは何も言わなくても、さっと持ってきてくれるし、
ワインやメニュー選びにも、適確なアドバイスをくれます。
客は、満たされた気持ちで会話に没頭し、料理を堪能し、幸せ気分に浸るのみ。
食後は、スタッフの方が手入れの行き届いた庭を案内してくれました。
ハート型の芝生や、結婚式を挙げるためのスペースがあり、グレープフルーツの木やレモンの木、エメ・ヴィベールの花などに彩られています。
お隣の日本テレビの大木が借景となって、実際よりも奥行が感じられます。
やはり美食とは、インテリア、もてなしの心、なども含めて総合的なものだなということを、改めて感じた1日でした。
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フランス料理 素晴らしいお店嬉しいですね
お料理 さすがオシャレで美味しそうです