代官山のリストランテASOで開催された海外に引っ越すお友達の壮行会ランチに行ってきました。
ここは、私が今東京で最も気に入っているレストラン。
理由は、①美味しい、②料理に仕掛けられた新鮮な発見や驚き、③インテリアの本物志向、④接客の感じよさ、⑤イタリア郊外の家にいるような緑に囲まれたシチュエーション。
さらに、個室料金はフリー。
この日は20数名いたので、1階の広いお部屋を貸し切らせてもらいました。花の咲くパティオに面していて気持ちよかったです。
2階には8人から貸し切れるお部屋があります。こちらも以前使わせてもらいましたが、緑が臨めて東京にいることを忘れさせてくれます。
ミシュラン2つ星をとっているイタリアンはここだけだから、ミシュラン視線では日本最高峰のレストラン(イタリアンでは3つ星をとっているレストランは今のところないので)。
その名に値するレストランだと私は思います。3つでもいいんじゃないかという、惚れ込みようです。
一つ一つの料理に演出があり、目からウロコが落ちるような食器の使い方の提案が楽しめます。
そして、演出に凝り過ぎで味がイマイチとならないところがすごい!まさに洗練の極みに到達したザ・美食なのです。プロの仕事を見せてもらえます!!
この程度なら自分でも作れるな~なんて思うレストランも多いのに、このお店に関しては脱帽です。プロのチームでなければできない料理。その料理は給仕の人とのファインプレーでベストの状態でテーブルに運ばれます。

例えばこのアスパラガスの前菜。
<上写真>お皿の上にはグラスが逆さまに置いてあり、グラスの上にはコリコリとソテーされたアスパラガス、グラスの下にはちょうどいい具合に塩味のしみた生アスパラガスがあります。
<下写真>ソテーを食べ、グラスをひっくり返して皿の右に置くと、アスパラガスのスープが注がれます。
女子にはこの遊び心がたまりません。これが丸い大皿に単に3種ならべられていたら、別になんということもないのですが、「えっ、何?このグラス」と騒いだり、次に何が起きるのだろうという期待感が楽しい。

これは食べる人も参加型のパスタ。奥のグラスに入ったミルクの泡が載ったパスタを、手前の具の載った皿に自分でかけて混ぜ混ぜします。

鴨肉を使ったメイン料理。手前はハンバーグ。奥はポワレと、同じ食材を違う調理法で2度楽しませてくれます。



ここのデザートはなぜか数種類人によって違うものが供されます。(何故かいつも希望を聞かれません。何が自分の前に来るかはお楽しみ。)
フォンダンショコラ、クレームブリュレ、ティラミス…うう、どれも美味しそう。
いつもテーブルの人たちでお互いの味見が始まります。隣の芝生は緑。隣の人のデザートは美味しそうに見えるものです。

最後はこの店のお約束、小菓子やフランボワーズなどが長いピックで挿してあるフラワーアレンジ。
これはパーティーに使えるアイデアですね!チーズを挿して今度家で出してみようかしら、なんて勉強になります。
この店の料理は東京ナイズされ、昇華された、フレンチと見まごうようなイタリアン。
本場イタリアンでなければイタリア料理じゃないなどと固いことをいうのはやめましょう。素直に美味しいものは美味しい。しかも楽しい時間を過ごせるので、ほんとにお薦めレストランです。
料金はものすごく高いのではないか、と思われがちですが、リストランテとしては他店と同じくらいです。
この日はちなみに5250円のランチにスプマンテ、赤、白ついて1万円でした。
高いなと思える1万円と、リーゾナブルと思える1万円がありますが、
こちらのお店は満足のいく後者です。
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素晴らしいお料理
美味しそうです