春になると、ヨーロッパではホワイトアスパラガスが旬野菜として出まわり始めます。
日本でいう筍の立ち位置でしょうか。
ヨーロッパに住んでいたことがある人が帰国後恋しくなるものの1つが、この極太のホワイトアスパラガス。
今回のコース料理は、このホワイトアスパラガスからスタートいたします。
前菜1品目「ホワイトアスパラガスのとろとろフォルマッジ トリュフの香り」

ホワイトアスパラガスを絶妙な硬さに上質なミネラルを含ませながら茹で、数種のチーズと生クリームでさっとオーブンで焼いてあります。ソースがとても美味しいので、パンですくって食べると、いくらでもいただけます!簡単なのに、美味しい、重宝な一品。「美味しい」「幸せ~」と生徒の皆様も大変喜んでいらっしゃいました。トリュフの香りがまた、贅沢な気分にしてくれます。帰国まもない方にも、「日本でまた、この極太アスパラが食べられると思わなかった」と喜んでいただきました。エリゼでは美味しい食材、レア食材の入手方法もレクチャーのひとつです。また、美味しいゆで方、茹でたアスパラガスの保存方法なども懇切丁寧にレッスンしました。おもてなしの当日、焼くだけで済むので、保存しておけば大変便利です。
前菜2品目「本格アラビアータ」

ただ辛いだけでなく、深い旨味のあるアラビアータ。そんなアラビアータを食べたくて、トマトソースから手作り。市販のトマトソースは甘いので、トマトソースで勝負するアラビアータの場合はやはり手作りしましょう。といってもササッと短時間で作れますよ。トマトの味が濃厚に凝縮したトマトソースの作り方からレッスン。旨味のもととなる隠し味が数種類入っているので、単に唐辛子が多く入っているアラビアータとは一線を画しています。麺はプーリアのブティックファクトリーで50℃の低温でじっくり乾燥させた伝統的製法で作られた、ドン・ペッピーノ。もっちもちの噛めば噛むほど美味しい麺に、美味しいソースが絡んで、旨味の2重奏。ついついいっぱい食べてしまう一品です。
メイン料理「鹿児島黒毛和牛のタリアータ 赤ワインバルサミコソース」

ローストビーフを作るより、気軽なのに、これはかなり美味しいです!
イタリア風牛のたたきのような感じでしょうか。表面を焼いたあとはごく短時間オーブンに入れ、パパッとできてしまいます。ルッコラのサラダを添え、パルミジャーノをたっぷりとかけ、極上のオリーブオイルをかけて。サラダには美味しく下味をつけており、赤ワインとバルサミコを主材料に作ったソースが料理に奥行きのある美味しさをプラスさせています。季節野菜のソテーとして、芽キャベツも添えました。これがまた肉汁を吸って美味しくて。お肉の旨味をたっぷりと味わいながら、野菜と一緒に食べることにより、さっぱりといただけますので、お肉も野菜もたくさん食べてしまいます。皆様の食欲は全開になってしまったようで、追加でどんどんお皿に入れました。上質なお肉は甘く、お肉は苦手という方も「美味しい!」とたくさん召し上がっていらして、嬉しかったです。ヘルシーで上質で、たくさんお肉を食べてももたれません。さらに嬉しいことに、このお料理、冷めても美味しいのでパーティー向きです。
デザート「カプリ風ガトーショコラ」

「お店より美味しい!」「しっとりしていて美味しいですね!」と大変喜んでいただきました。生チョコのようなリッチさでありながら、重くなく、食後の満腹なおなかにも、するする抵抗なく入るケーキです。小麦粉は一切使わず、アーモンドパウダーのみ。美味しく食べながら、ビタミンEを多く含むアーモンドで綺麗になってしまいましょう。作る手順も工夫を重ねて簡素化し、意外なくらい簡単に楽に作れるレシピにしており、「これはすぐ作ります」という方が多かったです。食後にも、ティータイムにも、重宝するケーキですよ~。
お帰りにホワイトアスパラガスをお求めになる方もいらしたそうです。
気張らず作れて美味しい、そんなお料理がやはり重宝しますよね。
おうちで美味しい幸せ、再現してみてくださいね~♥
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