先日開催した新作中華料理コースのレッスン。秋にふさわしく、ぐぐっと食欲をそそる内容でした。
私がこういうものを食べてみたいなあという思いを、レシピに具現化したお料理たちです。
一品目は「手作り皮で包んだ上質豚肩ロース、天然海老、干し貝柱の大きな焼売」

旨味のある高座豚の肩ロースブロック、さっぱりした東京Xの背脂、天然ホワイト海老、干し貝柱、干し椎茸などの具材で作ったあんは、美味しくないわけがなく、肉のジューシーさと海鮮の旨味がたっぷり。
何もつけなくても食べられるような調味料で味をつけてあります。
とはいえ、通常の焼売作りで使用する旨味調味料は一切使用しておりません。
化学的な旨味調味料を入れずに、旨味たっぷりの焼売を作りたいという思いで考えたレシピです。
この上質なあんを1個につき50g使用。それを2個ずつご試食いただきます。
普通の焼売は10~20gくらいですから、かなり大きいです。
本来点心なのですから小さくてしょうがないのですが、このちまちま感がいやで、
料理として、存分に堪能する焼売が食べたくて、特大サイズにいたしました。
大きいスペシャルな焼売ですので、皮も手作り。
皮作りはやはり、目で見て、実際にすぐやってみないと体得できませんので、
一人一人実習していただきました。
作り立ての皮に包まれた、どこからどこまでも上質な焼売を存分に食べる幸せ。
日本式の醤油とからしで食べるというスタイルではなく、
私がお薦めする辣油と黒酢で召し上がっていただきました。
「海鮮の旨味がして美味しい!」
「皮がもっちもち!」
「お店より美味しいです~。お店に食べに行くのが馬鹿らしくなります」
「やっぱり、皮から作ると美味しい。家でも皮から作ります」
「こんな大きいの、2つも食べられないと思ったけど、するするっといただいてしまったわ」
と生徒さんたちにも大好評。
家族や友人に、材料の確かな、美味しいものを食べさせたい、という愛が伝わるお料理なんですよ~。
2品目は「天然大海老の朝天干辣椒炒め」

これも厳選した20cmほどの大きさの新鮮な大海老で作りました、ゴージャス感のあるお料理です。
以前の料理教室で鶏肉の唐辛子炒めを作りましたが、今回はその大海老バージョンです。
今度は赤唐辛子でなく、朝天干辣椒という、ほおずきのような形がこれまたゴージャス感をアップする、香りが華やかで、赤唐辛子ほどは辛くない唐辛子を使用いたしました。
殻つきのまま背開きにし、2つにぶつ切りにした海老をからりと揚げ、ニンニク、生姜、花椒、朝天干辣椒、その他隠し味などでじっくり味をつけた油で、さっと強火で絡めます。
大皿にざっとあけて、香菜で彩りをつけて。
「ゴージャスに見えて、味はさほど美味しくないお料理ってよくあるけど、こちらの教室のお料理は、ゴージャスで、かつ美味しいですね!」
「この連休に是非作りたいお料理です}
「美味しいです~!殻と肉の間のソースが美味しい」
はい、この料理は上品にではなく、殻ごとお口に入れてしゃぶるように召し上がってくださいませね!
予算に応じて、普通の大きさの海老でも、伊勢海老でも、オマール海老でも、作ることができるお料理です。
3品目は「アスパラガスの蟹と卵白淡雪ソース トリュフの香り」

これまた贅沢感たっぷりのお料理ですよ~。
そしてものすごく簡単ですので、「帰ったら今日作ります」と生徒さんがおっしゃっていました。
ちょうどよいあんばいに、コリッとしながらも火が通っている緑の綺麗なアスパラガスの上に、
海鮮系の出しで作ったスープに殻からほぐした蟹肉を入れ、とろみをつけ、卵白を流したものです。
卵白は蟹肉のなかに、美しく蟹肉と同じ大きさに混じるところがミソです。
お店で食べる蟹肉入りのソースの何倍も、蟹肉がたっぷり入っているので、
存分に蟹を堪能できるお料理です。ソースというよりは蟹料理。家ならでは作れるお料理かもしれません。・
「これも美味しい!みんな美味しい」
「優しい味でいくらでもいただけます」
そうですね、本来は取り分け皿でちょっとずついただくお料理ですが、
シメとして、ご飯にのせて召し上がっていただきました。
「優しい塩味がちょうどご飯に合いますね。これは美味しい」
ツバメの巣のようなトロトロ感があるお料理で、本当に丼として食べて美味しいお料理なんですよ。
トリュフの香りがなくても美味しいけど、プラスするとさらにグレード感が出て、中華にフレンチの優雅さがでてきます。
デザートは「ジャスミンティーゼリーinココナツミルク」

リッチな中華料理コースの最後にいただくデザートとして、さっぱりといただけて、最後に女子がほしい甘味をちょうどよくいただけるものを作りました。
ジャスミンゼリーは香りはよく出て苦味はでないように出したジャスミンティーを、ふるふる、甘さ控えめに作ったもの。ジャスミンゼリーがさっぱりしているので、これにココナツミルク缶、牛乳、生クリーム、砂糖で作った、ココナツミルクを合わせ、さっぱり&ミルキーが絶妙なデザートを作りました。
トータルちょうどよい甘さにしてあります。
ちょっとフルーツも欲しいので、紀伊国屋で見つけたマンゴスチンとクコの実をトッピング。マンゴスチンもエキゾチックな美味しさがあって、デザートに華を添えます。
どんなにおなかがいっぱいでも、いただけるデザートですよ。
「全部美味しかった!」と皆様がとっても満足してくださり、私も嬉しくて。
これからこのコースをなさるクラスの方もご期待くださいね。
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