例年になく暑かったこの10月。冷製パスタが食べたい気分でしたね。
「フレッシュフルーツトマトと水牛モッツァレラの冷製カッペリーニ」が前菜一皿目。
過去美味しい冷製カッペリーニを食べた<美味しい記憶>を結集させた一品です。

素材からこだわりました。
トマトは大分の塩トマト。ただ甘いだけのフルーツトマトではありません。
モッツァレラはイタリアから輸入した水牛の本物。市販で出回っているモッツァレラは普通の牛のチーズ。味が違います。
オリーブオイルは、ウンブリア州農家から直輸入している阿佐ヶ谷のブオーノ・イタリアからお取り寄せしている無ろ過でフレッシュジュースのような新鮮なもの。
パスタで素材をつなぐというよりも、塩で味が濃縮され、オリーブオイルであえケッカ状態になったトマトで、
少量のパスタをつないでいる、贅沢な一品です。
トマトの甘み、酸味、旨味が濃厚。そこに本物の食感と味わいのフレッシュモッツァレラがコクをくわえて。
バジルも香り、思い切り新鮮な味わいです。
冷製パスタのなかでも、このトマトの冷製カッペリーニは老若男女みんな大好き。
もともと美味しいトマトを、もっと美味しくいただきます。
次の一皿は生徒さんからの要望もあり、レッスンした「イカ墨のリゾット」

私の得意料理のひとつです。意外と簡単なので、ササッと作れます。これも、子供から大人まで好きなお味なんですよ。大人はそりゃあ、白ワインが必需品でしょう・・・!
ブイヨンとイカ墨ソースを吸って白ワインの香りをまとったリゾット、美味しいです!
メインはローマ近郊フラスカティ地方の有名料理「仔羊の狩場風(カチャトーラ)」
もともとは素朴な郷土料理ですが、エリゼ風にアレンジしました。

このお料理は、白ワインヴィネガーを使い、ニンニク、ローズマリーで香りづけし、仔羊をさっぱりいただく料理ですが、コクを出すために、パルミジャーノ・レジアーノを最後にかけ、さっぱり&コクを出しました。
仔羊が苦手な人、血もしたたるようなミディアムレアが苦手な方は、普通のソテーよりも、しっかり火が通りながら、固くなってなく、さっぱり味のこの方法のほうがお好きかも。
赤玉ねぎの香草オーブン焼きをつけあわせにつけ、彩りと華やかさを添えています。
エリゼが目指す、ヘルシー&美食が両立したメイン料理です。
お肉料理ですが、白ワインが合います!
最後は<洋梨のグラティナーレ ザバイオーネソース ラムレーズンアイスクリーム添え」

洋梨が熟していて、甘くて柔らかいなら、コンポートにしなくて、フレッシュのまま使えます。
でもなかなか、室温においておいても、旨く完熟するのに時間がかかりますよね。
コリコリに硬い洋梨でもコンポートにすることによって、美味しくデザートに使えます。
このレッスンの日は、たまたまいただきものの上等な完熟ラ・フランスがありましたので、
フレッシュとコンポート両方で、違いを味わっていただきました。
ザバイオーネソースはイタリア発のデザートソース。フランスに伝えられ、サバイヨンソースと呼ばれたものです。アングレーズソースが牛乳を使用するのに対し、ザバイオーネソースはお酒を使います。
軽くて、あっさり、大人の味のソースです。
皿に並べた洋梨にソースをかけ、オーブンの上火で焼くか、ガスバーナーで焼き目をつけます。
そこに、アイスクリーム、ラムレーズンを添え、スプーンでざくっと!
<熱い>と<冷たい>のマリアージュを楽しみます。
「どれも美味しかった~!」と皆様にご満足いただき、今日もニコニコ顔の皆様をお見送りして、
私も幸せなレッスンでした☆
エリゼはレッスンでじっくり学んでいただくと同時に、隠れ家レストラン気分も楽しんでいただくお教室です。
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