Author:エリゼ
料理教室クッキングサロン エリゼでは各国本格コース料理を家庭で作りやすくアレンジしてご紹介。家族のごちそうに、友人のおもてなしに。レストランレベルのごちそうで喜ばせてみませんか。会食はワインとのマリアージュを楽しんで。
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渋谷と代官山の中間と、交通の便はいまいち。
けれどこちらには、確かに舌を思いっきり甘やかしてくれる、それはそれは美味しいテリーヌがあります。
先日夜伺い、私は今まであまりテリーヌが好きでなかったのですが、初めて心から美味しいと思い、堪能させてもらいました。
本場パリで食べたものより、ずっと口に合うんですけど!
あっさりしながら、味が濃く凝縮されたテリーヌは常時8種類用意されています。
コースもありますが、いろいろなテリーヌをアラカルトで取る、というやり方もあるかもしれません。
初めてなので取りあえずコースを取りました。
コースは2種類。
ムニュ レザンファン ギャテは
アミューズ・ブーシュ、テリーヌ1品、前菜、魚料理、肉料理、デザート、キャフェとタルト。
ムニュ ボンヌ テリーヌは
アミューズ・ブーシュ、テリーヌ1品or2品、魚もしくは肉料理、デザート、キャフェとタルト。
テリーヌがお目当てだった私たちは、ムニュ ボンヌ テリーヌをチョイス。
そして、テリーヌのあまりに魅力的なラインアップに、
一人テリーヌを4品にして通常より薄くカットしてもらえないか頼んでみました。
物は頼んでみるものですね~。上増し料金はかかるけれど、OKとのこと。
これで、いろいろなテリーヌをちょっとずつ食べることができました。
最初にでてきたアミューズ・ブーシュもテリーヌ。
これはサーモンのミーキュイが入ったテリーヌでした。サーモンのフレッシュな半生の感じがとてもよくて、これから出てくるテリーヌへの期待が膨らみます。
このレストランでは、パンに添えられているのもバターではなくて、サーモンのリエット。そしてバルサミコ入りのオリーブオイル、塩、粗くひいた胡椒。
そして、それから目で、舌で味わいたいテリーヌたちが運ばれてきました。
まず1番始めが、「福岡県 筑紫郡から届いた無農薬野菜をプレスしたテリーヌ サフランのムースリーヌ・ソース」。
これが食べたかったんです!
つなぎを一切使わず、20種類の野菜をギュッと圧縮してつめこんであるテリーヌです。
野菜自体の力強さ、美味しさが濃縮された美味しさです。そして色とりどりで目に鮮やか。
野菜の生命力をいただいているのが実感できる、記憶に残る1品です。
ソースはサフラン風味のマヨネーズといえば想像していただけるでしょうか。これが個性豊かな野菜をつないでくれる味わいとなっています。
2番目は、「オマール海老と茄子のテリーヌ、フルーツトマト、タプナード、カレーの香り」。
ぷりぷりのオマール海老も、煮びたしの茄子もとても美味しい。
アンチョビ、ケイパー、オリーブのソースやバジルソースをつけていただきます。
3番目は「鱧、水菜、インゲン、長芋のテリーヌ 梅肉のヴィネグレットと三つ葉を添えて」。
日本の食材を使ったとってもあっさり、さっぱりした食べやすいテリーヌです。
鱧といえばやはり梅肉。梅肉ソースと大葉のソース2種が味的にもよく合い、見た目的にも赤・緑で綺麗。
これはフレンチじゃない、とかはナシです。美味しいんですから。
4番目はやっぱりこれは食べないとおさまらないでしょう、「ナチュラルな風味を活かした鴨フォアグラのテリーヌ いちじくのコンポートとブリオッシュトースト」。
美味しいです、やっぱり。でも、これは他のフレンチレストランでもたべられる美味しさかもしれません。知っている美味しさです。
でもこれを外したら、フレンチを食べた満足感が残らないでしょう。
メインは魚をチョイス。
イサキの皮がパリッとしておいしいポアレに、芽キャベツと徳島のちいたけ、パルメザンチーズが添えられていました。
デザートは3種類ありましたが、テリーヌになっているデザートを頼みました。
「巨峰とサングリアのテリーヌ レモンで香り付けしたフロマージュブランのグラスを添えて」。
最後にキャフェとタルト・オ・ショコラ。
今月はあまり美味しいレストランに行きあたらず、先日行ったホテルの一つ星レストランも全く美味しくなかったので、
今回も美味しくなかったらどうしようと思っていましたが、
同じ一つ星でもやはり美味しいところは、美味しいんですね。ほっとしました。
ミシュランの星があるからというわけではなく、本当にテリーヌの美味しさが秀逸なお店です。
ソムリエさんが選んでくれたお手頃な赤ワインもとても美味しかった・・・。
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