Author:エリゼ
料理教室クッキングサロン エリゼでは各国本格コース料理を家庭で作りやすくアレンジしてご紹介。家族のごちそうに、友人のおもてなしに。レストランレベルのごちそうで喜ばせてみませんか。会食はワインとのマリアージュを楽しんで。
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昨年オープンした広尾のモダンフレンチの店。
先日ついにチェックに行く機会に恵まれました。
渋谷からバスに乗って天現寺交差点で降り、1分ほど歩くと、レヴェランスの入っているプラチナコート広尾。
道1本入っただけで、とても静かなところにあります。
店内は白で統一され、モダンアートが1点飾られているのみ。
道路に面している面は1面ガラス。
非常にシンプルなインテリアの小さなレストランです。
どこか、外苑前のリストランテ ホンダや、三鷹のシンプリーフレンチを思い出す雰囲気があります。
こういう感じのお店って、美味しいものに集中させてくれるんですよね・・・。
会話というよりも、美味しいものが好きな人が味覚に集中できる雰囲気です。
そのせいか、私が訪れた日は、男性のおひとり様が2名いました。
グルメな方たちなんでしょうね、きっと。
こうしたちゃんとしたお店って、ひとりでは入りづらいものがあるのが普通ですが、
ここでしたら、何故か私でもおひとり様ができそうな雰囲気があります。
店をしきっているオーナーソムリエは、心からワインを愛しているかなりのグルメとお見受けしました。
このソムリエと話をしながら味を探究していれば、ひとりでも食を楽しめそうです。
パリのピエール・ガニェールでサーヴィスをしていた経験もあるという、ソムリエのお勧めする
ジュランソンのグラスワインは美味しかったですよ。
童顔なシェフの作りだす料理は、ヘルシーでとんがり過ぎないモダンフレンチ。
6年パリで修業したセンスで、今の気分のフレンチを楽しませてくれました。
アミューズブーシュは古代米のフリットとけしの実が載ったパイ生地。
パイ生地を食べたら、古代米をザーと口に流し込むのでむせないように食べないといけません。
ちょっと変わったアミューズブーシュで楽しいですね。
一品目は、ユリ根の冷たいクリーム 舞い降りた<天使>の海老。
天使の海老は、ニューカレドニアからのもの。ロマンチックなネーミングですね。
ニューカレドニアの青い海を思い浮かべながらいただきました。
料理っていうのは、舌はもちろん、思い出やストーリーやイマジネーションでも味わうもの。
こういう背景を感じられる料理って奥ゆきがあります。
アボカド、きゅうり、焼きナス、エストラゴンなども入っていてヘルシー&美味。
2品目は、築地市場の魚 サメカレイのポシェ。
今流行りの花ズッキーニには、ズッキーニとバジルが詰め込まれています。
赤ピーマンのソースや、肉の出しのソースで、ちょうどよいコクを感じる味付け。
カレイの縁側のポシェも添えられています。
優しいけれども物足りなくないです。盛り付けも綺麗。
デザート1品目。
デザート2品目。
フルーツカクテルとモヒートのシャーベット。
ミント風味でさっぱりしていて美味しかったです。
コーヒーのお伴の少菓子たち。
この店では、コーヒー等がコース料金に組み込まれていず別料金。
その代り、通り一遍でない、マニアックなものが出てきます。
ソムリエが、いく種類かのブレンド例をあげるので、その中からチョイスします。
私は、ガテマラと、ブラジル、エルサルバトル、マンデリンのブレンドを頼みました。
他に紅茶、ハーブティーもありますが、紅茶も何十種ものガラスに入った茶葉を見せてくれて、
その中から選びます。
食に対するこだわりをこんなところにも感じますね。
若々しい感性のある、ちょっと面白いお店。
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